【保存版】ムカデは刺す?噛む?家に入れないための徹底対策ガイド

防虫対策

5月から10月頃までの暖かい季節、特に梅雨時期になると活動が活発になるムカデ。

見た目だけでなく、咬まれると痛いのでぜったいに会いたくない昆虫のトップ3に入るのではないでしょうか。

今回は、そんなムカデについて深掘りしてみました。

お客様からも夏が近づくと「ムカデが出た!」とご相談をいただきます

ムカデとは?

ムカデは細長い体に多数の脚を持つ節足動物(=多足類)です。動きが素早く、夜行性で、湿気を好む性質があります。

日本に多く生息するのは「トビズムカデ」や「アオズムカデ」などの大型種で、毒を持つため注意が必要です。

ムカデは噛むのか刺すのか?

ムカデ

「ムカデに刺された」と言う声をよく耳にしますが、実際にはムカデは“噛む”生き物です。
頭部の左右にある“顎肢(がくし)”という特殊な器官で皮膚を噛み、その際に毒液を注入します。この毒によって鋭い痛みや腫れが生じるため、刺されたような感覚になりますが、医学的には咬傷です。

ムカデが出やすい季節と場所

ムカデは春から秋にかけて活発になり、とくに梅雨の時期や台風のあとなど湿度の高い時期によく出現します。
家の中では、以下のような場所に出やすくなります。

  • お風呂場や洗面所
  • 台所の流し台の下
  • 布団やベッドの中
  • 植木鉢の裏や畳の隙間

ムカデは狭くて暗い場所を好み、意外なところに潜んでいることもあります。

特に田舎の木造家屋は要注意だね

ムカデはなぜ家に入ってくるのか?

ムカデは湿気とエサ(小さな虫)を求めて家に入ってきます。
特に外が大雨の時など、乾いた場所を求めて屋内へ侵入しやすくなります。

また、家の中にいるゴキブリやクモなどもムカデのエサになるため、虫が多い家庭は注意が必要です。

ムカデに噛まれるとどうなる?

ムカデに噛まれると以下のような症状が出ます。

  • 激しい痛み(針で刺されたような感覚)
  • 赤く腫れる
  • 熱を持つ、かゆみ
  • 重症の場合、発熱やリンパ節の腫れ、アレルギー反応

体質や噛まれた部位によっては、ショック症状(アナフィラキシー)を起こす可能性もあります。症状がひどいときはすぐに医療機関を受診しましょう
アナフィラキシーとは、ショック症状を起こす激しいアレルギー反応のことです。
特に一度ムカデに刺された場合、二度目以降はアレルギー反応が強くなり、呼吸困難、血圧低下、全身けいれんなどの症状が出ることがあるため、注意が必要です。

ムカデに噛まれたときの対処法

ムカデに噛まれたときはなるべく早くムカデの毒抜きをしましょう。
その際、皮膚にムカデがまだ噛み付いていたら、トングや木の枝、厚手の手袋ごしなどでムカデを摘まんで引き離し、ムカデの毒針が刺さっていたらピンセットで抜きましょう。
素手で触ると、別の場所を嚙まれたり、毒針の毒が回ることも……!
二次被害を避けるためにも素手で触らないことが大事です。

その後、

  1. 流水でよく洗う:石けんと水でしっかり洗い流します。
  2. 熱めのお湯で温める:ムカデの毒は熱に弱いため、43〜46℃のお湯で温めると効果的です(やけどに注意)。
  3. 薬の使用:ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬を使用します。
  4. 病院へ行く:顔や手、子どもが噛まれた場合は早めの受診を。

43〜46℃のお湯(やけどしないくらいの熱さ)は最低でも5分はシャワーなどでかけてください。

外出中でシャワーを使えないときはコンビニや自販機でホットドリンクを買うなどして代用してね

ムカデを寄せ付けないための予防対策

自宅ではまずムカデが近寄ってこないように対策しましょう。

  • 家の隙間をテープやパテでふさぐ
  • 植木鉢や雑草、落ち葉を整理する
  • 湿気がこもらないよう換気をする
  • 生ゴミをためない
  • ゴキブリなどのエサになる虫を減らす

天然由来のヒノキ油ハッカ油を使ったスプレーも忌避効果があります。

ムカデ油とは?

嫌われ者のムカデですが、かつてはムカデを薬にしていました。

「ムカデ油」は昔から民間療法で知られるもので、実際のムカデをごま油に漬けて作られるものです。ムカデ、ハチなどの虫刺されや火傷に効くとされ、古くは民間薬として使われていました。
ただし、衛生的・医学的な安全性が保証されているわけではないため、現代医学に基づいた治療(つまり病院や薬局)を優先するのが安全です。

できるのに1年くらいかかるしすごい臭いがするらしい

ムカデ対策グッズの紹介

ムカデを寄せ付けないといっても限界がある……!という方も多いでしょう。
建物によっては完全に隙間をふさぐことが難しいこともあります。
こまめな草刈りなど、庭の管理も大変ですよね。

ムカデ対策には次のような方法もあります。

  • ムカデ蚊帳:底があるタイプの蚊帳で、就寝中の侵入を完全に防ぎます
  • 忌避スプレー・燻煙剤:天然成分または薬剤入りでムカデの嫌う匂いを放ちます
  • 粘着シート・捕獲トラップ:見えないところに仕掛けておくと効果的です

特に小さなお子さんやペットのいる家庭では、薬剤の安全性にも配慮した製品を選びましょう。

子どもや高齢者のいる家庭での注意点

子どもや高齢者のいる家庭では、次のようなことに注意してあげてくださいね。
ムカデは夜行性なので、夜寝るときはとくに注意です。

  • 布団を床に敷く場合はムカデ蚊帳でガード
  • 就寝前に布団や枕をチェック
  • 靴の中にムカデが入り込むこともあるので、朝は履く前に確認を

寝ているときは逃げられない

寝床に入りこまれないようにするのが大事

ムカデが出た時の退治方法

ムカデは噛む危険があるため、素手で触ってはいけません
以下のような道具を使い、安全に処理しましょう。

  • 火ばさみやトングでつかんで駆除
  • 市販のムカデ用殺虫剤を噴射
  • 動きが素早いので、見かけたら素早く対応を

ムカデと上手につきあうには

ムカデは見た目も行動も不気味な存在ですが、正しい知識で対策しましょう。
季節や湿度に応じた予防、万が一の噛まれたときの対応を知っておくことで、家庭を安心・安全に保つことができます。
とくに就寝中のムカデ被害が不安な方は、「底付きムカデ蚊帳」の導入が安心ですよ。

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