ムカデに咬まれたときの対処法|応急処置から病院受診の判断まで

防虫対策

突然のムカデの襲来!そのときどうする?

暖かくなると増えてくるムカデ。
もし噛まれてしまったら、どうすればよいのでしょうか?

パニックにならず、正しい処置を知っておくことで、症状の悪化を防ぐことができます。

今回は、自宅でできる応急処置と、病院に行くべき症状の見極め方をご紹介します。

ムカデに咬まれるとどうなる?

ムカデに咬まれると、激しい痛みが走り、次第にしびれ、熱をもったり、腫れたりします。

時間と共に落ち着くこともありますが、再度痛みが出てくることもあります。

何回も咬まれたことがある場合、非常にまれですが
気分が悪くなりアナフィラキシー反応を起こすことがあります。

まずは患部をしっかり洗い流す

ムカデに噛まれたら、すぐに流水やシャワーで患部を洗い流しましょう。
毒は皮膚の表面に付着しているため、洗い流すことで毒の広がりを抑える効果があります。

熱めのお湯で温める

ムカデの毒は42℃以上の熱に弱いとされています。

43~46℃程度の熱いお湯(やけどしない程度)で5~20分、
患部を温めることで、痛みや腫れを軽減できます。

冷やすのはNG?

一部では冷やすことで痛みが和らぐとも言われますが、
ムカデ毒は熱に弱いため、基本的には「温める」方が効果的です。

迷った場合は、まず温める処置を優先しましょう。

ステロイド系外用薬を塗る

痛みやかゆみ、腫れがひどい場合は、
市販のステロイド系外用薬(抗ヒスタミン成分入り)を広範囲に塗布しましょう。

使用前には、薬剤師に相談することをおすすめします。
それでも症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診してください

×毒を口で吸い出さない

昔ながらの応急処置として「口で毒を吸い出す」という方法がありますが、これはNGです。

口内に傷があると毒が体内に入り、危険です。絶対にやめましょう。

病院を受診すべき症状

以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

  • 頭痛、発熱、めまい、吐き気などの全身症状
  • 呼吸困難、じんましん、気分不良などアレルギー反応が疑われる場合
  • 腫れや痛みが強く、数時間経っても症状が改善しない場合

まとめ|冷静に、正しい対処を

  • まずは流水やシャワーで患部を洗い流す
  • 43~46℃のお湯で5~20分間温める
  • ステロイド外用薬を広範囲に塗布する
  • 症状が重い場合は迷わず病院へ
  • 毒は吸い出さない

ムカデに噛まれてしまっても、慌てず冷静に対処することで、重症化を防ぐことができます。

万が一に備えて、家族みんなで対処法を共有しておきましょう。

ムカデに咬まれないようにするための「蚊帳」という選択

そもそもムカデに咬まれないためにはどうすればいいのでしょうか?

タナカがおすすめしているのは「蚊帳」。

ムカデの侵入を防ぐための底布が付いている「ムカデ蚊帳」がおすすめです。

ムカデ蚊帳(吊下式)
ムカデ蚊帳は通常の蚊帳の底に丈夫な生地を張った特別な蚊帳です。 底付きなのでムカデ等害虫の侵入を許しません。便利なファスナー式、電気コード穴有。

一番ぴったりな気持ちを押してね!

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