蚊に刺されないための7つの知恵袋

これからの季節、蚊に刺されたくないと誰しもが思う事だと思います。そこで蚊に好かれない様にするためには、、と考えてみました。

 

私たちの周りで一般的に見られる蚊は、アカイエカやヒトスジシマカ(ヤブ蚊)です。蚊は水のあるところに卵を産み付けますが、蚊の種類によって、その場所は異なります。水のきれいなところを好むもの、汚いところを好むもの、広い場所を好むもの、空き缶や空き瓶などのわずかなたまり水を好むものなど多様です。

そのため、幼虫(ボウフラ)の生息場所もいろいろあり、池や下水溝、浄化槽、水田、古タイヤ、墓地の花立、空き缶など様々です。ヒトスジシマカは、空き缶に溜まったような少量の水でも増殖できるので、私たちの身の回りでも見かけることが多いかもしれません。

蚊は、糸状の長い口針(こうしん)を持ち、その針を使って人間や動物の血液を吸うことで知られる昆虫です。

こんな人がさされやすい

体臭

蚊は人の体臭を感知して近づいてくることがあります。オクタナールを多く含む足の匂いが蚊を引き寄せるとされています。

蚊は乳酸やアンモニアなどの化学物質を感知して近づくことがあります。発汗が多い人は、これらの化学物質を多く分泌する傾向があり、蚊に刺されやすいことがあります。

血液型

研究によれば、特定の血液型(特にO型)の人々は蚊に刺されやすい傾向があるとされています。

体温

蚊は体温を感知して近づくことがあります。体温がやや高い人は、蚊にとって刺す価値があると判断される可能性が高くなります。

蚊は暗い色の服に対して特に引き寄せられるとされています。黒い色の服を着ていると、蚊に刺されやすい可能性があります。

蚊の生態について・・・

  1. 生息地: 蚊は世界中に広く分布しており、特に温暖な気候の地域で多く見られます。彼らは湿地や水たまりなどの水の近くで繁殖し、水がある場所を好みます。
  2. 繁殖: 蚊は、水場で繁殖します。雌の蚊は水たまりや沼地などに卵を産みます。一度に数十から数百の卵を産むことができます。孵化した卵は幼虫(ウジ)となり、水中で育ちます。幼虫は水中に浮遊し、餌となる微生物や有機物を摂取します。成長すると、幼虫はさなぎ(さなご)に変態し、水中で一定期間を過ごします。最終的に成虫として水から飛び立ち、生息地に戻ります。
  3. 餌と摂取: 雌の蚊は血液を必要としますが、オスの蚊は主に植物の花の蜜などを摂取します。雌の蚊は吸血することで卵を成熟させるため、血液が彼らにとって重要です。蚊は人間や動物の体から二酸化炭素、体温、皮膚から出る乳酸などを感知して餌を探します。

健康への影響

蚊は様々な病原体を媒介することが知られています。マラリア、デング熱、ジカ熱、黄熱病などの感染症は、蚊によって広がることがあります。これらの病気は重篤な健康リスクをもたらすことがあり、特に熱帯地域では深刻な問題となっています。

防除策

蚊の駆除は公衆衛生上非常に重要です。蚊の生息地を減らすためには、水たまりや水の溜まる場所を減らすことが効果的です。また、蚊除けスプレーや蚊帳などの予防策も有効です。また、蚊が媒介する病気の予防のためには、ワクチンや適切な医療施設の整備も重要です。

蚊は人間の生活に深刻な影響を及ぼす昆虫の一つであるため、対策と予防が重要です。

蚊の対策と予防・・・

蚊取り線香

蚊を退治するのに大定番なのが蚊取り線香ですよね。

窓際やベランダ、今は少なくなっていますが縁側のある家などに蚊取り線香を置くとより夏を感じられます。

蚊取り線香には『ピレスロイド系』と呼ばれる殺虫成分が含まれており火をつけることで熱によって殺虫成分が煙と一緒に空気中に広がり、近くにいる蚊を殺虫します。

蚊取り線香は蚊を殺虫するだけでなく追い払う効果もあり、殺虫剤、虫よけ剤として使用することができます。

空気中に広がるとはいえ、部屋が広すぎたりすると全体に行き渡らない事もあるので注意が必要ね

蚊取り線香はカブトムシの昆虫類や熱帯魚や水槽の中にいる魚にも殺虫効果があるので注意が必要だよ。

密閉された部屋や狭い部屋、妊婦さんや赤ちゃんがいる部屋で使用する場合はこまめに換気しながら使わなくてはいけないわね。

喘息の持病がある人は発作を起こす危険性があるから使用は控えたほうがいいみたいだね。

虫よけスプレー

外で遊ぶときやBBQやキャンプ、お墓参りの時などの蚊対策といえば虫よけスプレー。

虫よけスプレーは吸血害虫の感知能力を撹乱することにより人間だということを認識させなくしています。虫よけスプレーをしている間だけ虫からは透明人間になれるということなんです。

虫よけスプレーは日焼け止めと同様に汗をかいたりすることによって肌に残りにくくなり効果が半減します。なのでこまめな塗り直しが必要となります。

一般的な虫よけスプレーの成分としてあげられるのが「デイート」という成分です。

デイート」は含まれている量にもよりますが年齢制限があります。

また私たちの神経系への影響や皮膚のバリア機能が低下するという報告もあります。

2015年には「イカリジン」といった成分も承認されています。

イカリジン」は年齢制限も匂いもないので赤ちゃんから大人まで使用できます。

 

蚊取り器

蚊取り器にはたくさんの種類があります。主に私たちが知っている蚊取り器には、室内でコンセントにつなげて使用する電気式タイプや電池式タイプなどさまざまなタイプがあります。

電気や電池を使わない電撃で駆除するもの、殺虫ライトで駆除するものもありますが、電気式や電池式は熱を出し、薬剤を散布するという仕組みです。

蚊取り器に使用される成分は蚊取り線香と同様「ピレスロイド」と言われる成分を使用しているので体に影響はありません。

また火も煙も出ないので使用しやすいです。

小さい子供やペットがいても安心して使えるわね。

蚊帳

蚊帳は昔から受け継がれている日本の夏の風物詩とも言えます。

近年では見かけることも減ってきましたが、虫対策としてとても万能な製品です。

蚊帳は特殊な細かい網目状になっており中に虫の侵入を遮断することができます。

電池や電気、火もつかわずに蚊帳だけで蚊や虫から逃れることができます。

天井から蚊帳を吊るし、バリアすることで 蚊帳の中には一切蚊を入らせません。

蚊帳は蚊だけでなくその他の虫やホコリ、風や光からも保護する事が出来ます。

また、一回の購入で長期で使うことができるのも特徴です。

使用期限や薬剤が切れた、電池がなくなったなどの心配もなく何年も使用でき、破れたりした場合でも修理をすれば使用できます。

蚊帳は化学物質や電気を使わない自然な方法で虫を遮断するので使用中の有害な薬品や放射線のリスクから逃れることが出来ます。

薬剤や電気、火を一切使用しないので赤ちゃんから大人まで安心して過ごすことができます。

また蚊帳は通気性がいいので十分な空気を循環させる事が出来ます。

今では昔ながらの大蚊帳からベビー蚊帳、一人用などさまざまな蚊帳が販売されているわね。

蚊帳の中で快適な睡眠や休息を提供することができる素敵な商品よ。

昔から今もなお続く伝統工芸品ね。

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天然素材蚊帳は、化学繊維と違った昔からの天然素材の肌触りがあります。 麻独特のシャリ感が楽しめ、子供の頃使用された事がある方は、懐かしい日本古来の蚊帳の良さを味わえます。 片麻蚊帳の特徴 片麻蚊帳とはタテ糸に綿を使用し、横糸にレーヨンと麻を...

 

白は蚊に見えにくい!明るい色の服を選ぶ 

蚊に好きな色があるって知ってますか?

正確には「好きな色」というより「見える色」ですが、蚊は黒や濃い色に寄ってきます。

逆に白や淡い色にはあまり近寄りません。

なぜかというと、蚊は世界が白黒に見えているから。

光を反射する白は蚊には見えにくく、光を吸収する黒は蚊にはっきり見えるんです。

黒だけでなく、紺などの濃い色や、原色系の赤や青なども蚊には黒に見えて、蚊が寄ってきやすいわけです。

だから、蚊をよけるには白や淡いブルーなど明るい色の服を選ぶといいでしょう。

また、長袖長ズボンで肌を覆っておくのも大切です。

肌が露出してなければ蚊だって刺せません。

森林や水辺など、自然豊かなところに遊びにいくときは、けが防止の観点からも長袖の服を着ておくと安全だね。

長袖は暑くて苦手という人は、冷感のある生地やクール素材の服を探してみてはどうかしら。

着るだけでひんやりするから夏を気持ちよく過ごせますよ。

香りの強いボディローションや香水で蚊をよける

動物にはそれぞれ苦手な匂いや香りがあります。

特にレモンなどの柑橘類や、ミント などのハーブ系の香りは蚊が苦手な匂いです。

レモンやオレンジなどのボディーローションや香水は、いつの時期でも人気のある商品です。コスメショップなどでお気に入りの香りを探しましょう。

夏は香り付きの日焼け止めも豊富です。

ミントやラベンダー、ローズマリーなどのハーブ系のさわやかな香りも蚊よけに有効です。中でもミント精油を入れたお風呂に入ると清涼感があって、夏場はとてもさっぱりします。

ミント風呂で涼んで、さらに蚊をよけられるなんて素敵ね。

ですが、肌が弱い方は要注意!

ボディローションは試しぬりをしたり、お風呂のミント精油の量を少な目にするなどして肌荒れに気を付けて下さい。

また、汗のにおいに蚊が寄ってくるので、汗かきの人はこまめに汗を拭いて対策をしましょう。

草むしりや水たまり対策で蚊が住まない環境づくり

蚊に刺されないためには蚊がいない環境がとても大切。

蚊がひそむ草むらをなくせば、当然蚊がやってくることも減ります。

定期的な草刈りや草むしりをして、蚊の対策をしましょう。

草刈りが大変な人は除草剤を使うのも一つの手です。

また、蚊は水場に産卵します。少しでも水があると蚊の子どもでボウフラがわくこともあるので、なるべく水たまりをなくしておきましょう。

池、水たまりだけでなく、鉢植えの受け皿やバケツ、ジョウロにたまった水も要注意です。

もし蚊に刺されてしまったら・・・

刺された部位を清潔に保つ

空気中には病原体が存在する可能性があるため、刺された部位を石鹼と水で洗い清潔に保ちましょう

刺された部位を冷やす

蚊に刺された場合、かゆみや腫れが起こる事があります。冷却パットや氷を使って、刺された部位を冷やすことで腫れやかゆみを軽減することができます

かゆみ止めを使用する

蚊に刺された際にかゆみを和らげるために、市販のかゆみ止めを使用する事ができます。ただし、使用する前に必ず製品の指示や医師の助言に従ってください。

いかがでしたでしょうか?

蚊に刺されない対策をしっかりして、今年の夏は楽しく過ごせるといいですね!