アレルギーは現代病である

アレルギーってなぁに??

アレルギーという言葉を、聞いたことはもちろんあると思います。アレルギーは、免疫システムが体内に侵入した通常は無害な物質(アレルゲン)に過剰に反応する状態です。 アレルギー反応は、アレルゲンと接触した後に免疫システムが過敏に反応し、炎症や組織の損傷を引き起こし、体に様々な症状が現れます。

家の中で猫を飼っているんだけど、子供の鼻水と鼻づまりがひどくなったような気がするの…

昔は平気だったんだけどねー。この時期、春の花粉のせいでマスクは欠かせないわ。

周りでもそんな声をよく聞きます。実際に私も家族もアレルギー持ち。季節や天気、動物など何かと気を付けなければなりません。蚊帳の役割と使用目的についてまとめてみました。

蚊帳の役割について

蚊や他の昆虫から人間をまもる

蚊帳は、その緻密な網目の構造により蚊や他の昆虫が中に入ってくるのを防ぎます。蚊は夜間に活動する為、蚊帳は特に寝る時に使用されています。外国産の蚊帳だと、網目がよっていたり、穴が開いていたりと粗悪なものもあるようで、穴から蚊が侵入してきたという話を聞いたことがあります。

病気の予防

蚊は吸血を通じて病気を媒介することがあります。例えば、マラリアやデング熱などの病原体を持っている蚊に刺されることで、それらの感染症に感染する可能性があります。日本では近年あまり聞くことはありませんが、世界ではまだまだ命を落とす危険な感染症です。

快適さと安心の提供

蚊帳は、寝る時や休憩するときに外部の昆虫や虫を遮断することで、快適な環境を提供しています。また、蚊帳は他の昆虫が近づくのを防ぐため、睡眠中の不快な刺激や嚙まれることからの不安を取り除き、安心感を与えてくれます。

蚊帳の使用目的について

空気を汚さない

健康体であっても、飛んでいる蚊が落ちて死ぬ殺虫剤を吸い込む事はよくありません。人によっては、ぜんそくやアレルギーの皮膚疾患アトピー症状を発症する事もあります。殺虫剤を使わなければ、環境への負荷を軽減することもできます。

自然の風で眠れる

長寿社会になり高齢になると、神経痛やリュウマチなどで体が冷えて痛みが増す病気の方が増えつつあります。暑くてもクーラーを使わない方が増えてきています。また、クーラーを使わないことは、地球環境の保護にもつながりますし、電気代の節約にもつながります。

クーラー・扇風機の風よけになる

部屋を締め切ってクーラーをかける場合でも、蚊帳を使えば直接冷気が当たるのを防いでくれます。直接冷風が当たることで、体が冷え過ぎたり、それによって頭痛などの体の不調などを予防することが出来ます。

体感を下げる

素材に麻を使った蚊帳は、中に入ると少し涼しい気がします。麻素材が湿気を吸収するためです。特に湿度の高く寝苦しい夜などは、蚊帳の中に入ることで、快適に眠ることが出来ます。

体感温度で約1℃は低いと言われています。蚊帳だけで、体感温度が1℃違うなんてびっくりですよね。

蚊帳とアレルギーの関連性

アレルギーの原因は、花粉、ハウスダスト、ペットの毛、カビ、虫刺され、食べ物、薬物や化学物質などがあります。

蚊帳では食べ物など中からのアレルギー原因物質を防ぐことはできませんが、虫刺されなど外からのアレルゲンを防ぐ効果はあります。

蚊帳は、蚊やハチなどの昆虫から刺されたり噛まれたりすることを防ぐために昔から使われていました。蚊帳には、虫という外からのアレルギー物質を避ける効果があるのです。

近年は「ムカデ蚊帳」「ムカデ対策用蚊帳」という底付きの蚊帳もあります。嚙まれるととっても痛いだけでなく、強いアナフィラキシーショック(じんましんや吐き気といったアレルギー反応)を生じさせるムカデを防ぐことができます。

また、蚊帳の中にいることで花粉やペットの毛が触れるのを防ぐこともできます。
虫以外にも多くの物質がアレルゲンとなりますので、蚊帳をバリアとして使い、身を守ります。

蚊帳によって虫や花粉などアレルギーの原因を遠ざけることで、アレルギーの発症を予防できるでしょう。

一方で、蚊帳にホコリがたまっていたり、カビが生えたりすると、ホコリやカビなどが原因となって喘息やアレルギー性鼻炎などの症状が出る可能性もあります。

湿度に気をつけ、ときどき掃除機をかけるなどして蚊帳を清潔に保つようにしましょう。

個々のアレルギー状況や環境によって効果は異なります。そのため、もしアレルギーの症状が出た場合は医師の指導を受けることをおすすめします。

 

蚊帳によるアレルギー予防の効果

蚊帳は、アレルギー症状を引き起こすアレルゲンや害虫から身を守る効果があります。室内で使うことが多い蚊帳は、特に就寝時に起こるアレルギー症状や虫刺されを防ぐのに役立ちます。

 

蚊や昆虫からの保護

蚊帳の細かい網目によって蚊やハエ、蛾といった昆虫の侵入を防ぎます。

実は蚊がアレルギーを引き起こすことは少ないのですが、まれに「蚊アレルギー」(蚊刺過敏症)の方がいます。「蚊アレルギー」では、刺された箇所がひどく腫れ、発熱やリンパ節が腫れるなどの全身症状が出ます。蚊帳の使用により、蚊によるアレルギー反応を引き起こすリスクが減ります。

また、過去にムカデに咬まれたことがある人は、過剰な免疫反応によってアナフィラキシーショックという重篤な症状が出ることがあります。めまいや吐き気、意識が薄れるなどすることもあります。

底付きの「ムカデ蚊帳」(ムカデ対策用蚊帳)によってムカデが近づくのを防げます。

蛾やゴキブリなどのフンや死骸もアレルギーの原因となります。
蚊帳の中で過ごせば、昆虫のアレルギー源から遠ざかることができます。

室内のアレルゲンの防止

蚊帳によって、室内に侵入するハウスダストや花粉、ペットの毛などのアレルゲンの侵入を防ぐことができます。

蚊帳は室内の空間を隔てるバリアとなります。室内に花粉やハウスダストがあったとしても、蚊帳の中への侵入を防いでくれるでしょう。身近なアレルギー源の量を減らすことができ、アレルギー症状が軽くなる可能性があります。

家族の一員のような大事なペットであっても、免疫系の弱い赤ちゃんにはまだ危ない存在かもしれません。
また、家族に猫アレルギーの人がいる人もいるのではないでしょうか。目のかゆみと充血、鼻水、くしゃみといった風邪に似た症状が出る猫アレルギー。アレルゲンとなる猫の毛やフケを防ぐために蚊帳を使うこともできます。

 

快適な睡眠環境

 蚊帳は、部屋に吊るすか、ふとんやベッドの上に取り付けられることがほとんどです。蚊帳を使うことで、寝ている間に蚊に刺されたり、室内のアレルゲンにさらされることを防ぐことができます。ぐっすり気持ちよく眠れることで、免疫システムの健康を促進し、アレルギー症状の軽減に寄与することがあります。

蚊帳の選び方と注意点

蚊帳を選ぶ際には、以下の点に注意する必要があります。

蚊帳で蚊や動物アレルギーなどを予防することはできますが、素材や作りによってアレルギー反応を起こす可能性があります。そのためアレルギーに敏感な人は、ハイポアレルゲニックな素材や加工がされた蚊帳を選ぶことが望ましいです。

ハイポアレルゲニックとは一般的にアレルギー反応を起こしにくい刺激を与えにくいとされる製品のことを指します。

また、天然素材であっても漂白剤や塗料などが使われていればアレルギー反応がでるかもしれません。

たくさんのアレルギーがありますが、一般的に知られているアレルギーとして挙げられるのがアレルギー性皮膚炎です。

アレルギー性皮膚炎の方は、ナイロンやポリエステルの生地は肌への負担が大きく、かゆみやかぶれなどの症状を引き起こし化繊負けしてしまいます。また化繊負けする原因のもうひとつが静電気です。静電気のバチッとした刺激がかゆみなどの肌トラブルを引き起こします。しかしナイロンやポリエステルの生地はほこりを溜めにくいのでハウズダストなどほこりなどに反応するアレルギー体質の方には向いているかもしれません。

そこでアレルギー性皮膚炎の方におすすめなのが植物素材である綿の生地を使った蚊帳です。綿は一般的にふんわりと柔らかく、肌触りや通気性もよく、なにより肌への負担が少なく肌に優しいのが特徴です。

アレルギーといっても色々な種類のアレルギーがあるので自分自身の体にあった生地の蚊帳を選び使用することをおすすめします。

蚊帳はアレルギー予防や虫刺され防止の際に役立つルーツですが、完全な防御ではない事に注意が必要です。アレルギー症状が続く場合や深刻なアレルギー反応が出る場合には医師に相談する事が重要です。

昔は、あまりアレルギーという言葉が浸透していなかったと思います。これだけ種類も増え、症状も様々、アレルギーは現代病といえると思います。昔の家にはどこにでもあった蚊帳。時代や環境が変わって今では姿を消しつつありますが、今こそ、昔ながらの暑さ対策、害虫対策、何よりアレルギー対策として見直してみるのもいいかもしれませんね。

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