
草むらでの外遊びやペットの散歩後、マダニに刺されたかも?
と不安になったことはありませんか?
マダニは身近に潜む吸血性の寄生虫で、感染症を媒介することもあります。
この記事では「マダニとは」「防ぐ5つの方法」「家の中での対処法」「蚊帳で防げるか」をわかりやすく解説します。
マダニとは?人やペットに寄生する吸血性の虫

マダニはダニの一種で、主に春〜秋に活動が活発になります。草むらや山林、公園の植え込みなどに潜み、通りかかった人や動物に飛びついて吸血します。
体長はわずか3mmほどですが、吸血すると10mm以上に膨らみ、皮膚にしっかりと食いつきます。自分で無理に取ろうとすると口器が皮膚に残る危険があるため注意が必要です。
マダニに刺されると起こる症状・感染症
刺されると、赤み・かゆみ・痛みが出るほか、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱、ライム病などの感染症を媒介することがあります。
主な症状は以下のとおりです。
- 発熱・倦怠感・関節痛
- 嘔吐・下痢
- リンパ節の腫れ
SFTSウイルスを持ったマダニに咬まれた場合、潜伏期間は6日~2週間程度です。
発症したばあいの致死率は6~30%と言われています。
マダニに刺されたら
マダニに刺された後は、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱・下痢等の症状が出た場合は病院で診察を受けて下さい。
また、吸血中のマダニを無理に取ろうとするとマダニの口器が皮膚内に残り化膿することがあります。
刺された場合は自分で取らず、皮膚科または内科を受診しましょう。
マダニを防ぐ5つの方法【屋外編】

基本は「寄せつけない」こと。外出時やキャンプ・登山では、次の5つの対策を徹底しましょう。
長袖・長ズボンを着用する

マダニの生息域に入る際は、長袖・長ズボンが鉄則!
半ズボンやサンダル履きは不向きです。
腕・足・首などの肌の露出を減らし、ズボンの裾は靴下に入れましょう。
首にはタオルを巻いたりハイネックのシャツを着用するのがおすすめです。
明るい色の服を選ぶ
黒や茶色より白・ベージュなどの明るい服だとマダニを見つけやすいです。
ガムテープを使って衣服についたマダニを取り除くのも効果的!
防虫スプレーを活用する

DEET(ディート)またはイカリジン配合のマダニ対応スプレーを、肌と衣服の両方に。
マダニ対応スプレーでマダニの付着数は減少しますが、完全に防ぐことはできません。様々な防護手段と組み合わせて対策を取ってください。
ディート配合のものは年齢制限・回数制限もあるので使う前に注意書きをよく読みましょう。

高濃度のディートは、プラスチック・化学繊維・皮革を腐食することがあるから、イカリジンのほうが安心かも
草むらや藪に入らない

シカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境には特に多く生息しています。
民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにもマダニがいることがあるので要注意です。また、緑の多い公園では同様の危険が考えられます。
座るときはレジャーシートやタオルを敷くなど、身体が地面や草に触れない工夫をしましょう。
帰宅後は体・衣服・ペットをチェック
上着や作業着は家の中に持ち込む前にマダニがついていないかチェック。
衣服はすぐ洗濯。
帰宅後すぐに入浴して体をチェックし、虫に咬まれたり刺されたりしていないかよく見ましょう。
お散歩したペットに寄生したマダニが産卵するとさらに大変なことに。
ペットもブラッシングで確認を。
家の中にマダニが出たときの対処法【室内編】

ペットや衣服を通じて、家の中に入ることがあります。見つけたときは次の手順で安全に処理しましょう。
- 素手で触らない(ピンセットやティッシュでつかむ)
- 潰さずに袋に入れて密封処分する
- 60℃以上の熱湯またはアルコールで駆除する
- 掃除機で吸った場合は紙パックをすぐ廃棄する
寝具・カーペット・ペット用クッションなどは高温洗濯&乾燥機で再発防止を。
繰り返しになりますが、マダニに刺された場合は医療機関(皮膚科または内科)の受診をおすすめします。
蚊帳でマダニを防げる?効果と注意点

蚊帳は蚊などの飛ぶ虫に効果的ですが、マダニは這って移動するため、完全に防ぐのは困難です。また、マダニは3mm程度なので、蚊帳の網目のサイズによっては侵入してしまいます。ただし以下のケースでは有効なバリアになります。
- ペットを寝室に入れない夜間の防御
- 山小屋・キャンプ等での就寝時の虫よけバリア
- 床を這う虫からの接触機会の低減
特に底面まで覆えるタイプ(ボックス型・ドーム型)を選ぶと安心です。
蚊帳の導入をご検討の方は、蚊帳の通販サイトもご覧ください。


底布つきの蚊帳を「ムカデ蚊帳」というよ
まとめ:マダニ対策で自然との共存を

マダニ対策についてまとめると以下のようになります。
- マダニは春〜秋に活発な吸血性の虫。刺されたら病院へ。
- 外出時は服装・明るい色・防虫剤、帰宅後は体と衣服・ペットのチェック。
- 室内は高温洗濯・乾燥・掃除で徹底対処。
- 蚊帳は完全防御ではないが、就寝時の物理バリアとして有効。
増えつつあるマダニ被害。
自分はもちろん、家族やペットもマダニから守れるようにしっかり対策しておきましょう。

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