昭和レトロな食卓カバー制作に必要な道具と作り方

食卓カバーには季節問わずいろんな使い方がありますが、

熱い夏の季節の虫よけには欠かせない食卓カバー。

今日はそんな食卓カバーを作るのに必要な特殊な道具と作り方を紹介します。

【延反(えんたん)】

これは『延反台(えんたんだい)』と言ってロール状になっている生地を伸ばしたり、

伸ばした生地を裁断したりするときに使用します。

ロールが掛かっているこの機械は動かすことができ、

手動で端から端まで生地を伸ばしていきます。

ここでタナカに入社して20年目の角谷さんに延反する際に気を付けている事を

聞いてみました。

 

延反する時に気を付けている事はありますか?

生地を延反しているとどうしても端と端がずれてしますので

絵柄がきちんと重なる様に、端と端がきちんとそろう様に調整しながら延反するようにしています。

【裁断】

延反した生地の上に型紙を置き縁取りします。

縁取りをするのに使用しているペンは紫色をしていて見えやすくなっています。

またこのペンは時間がたつと消えるようになっています。

次に縁取りした生地を裁断していきます。

この裁断している機械は『電動ノコギリ』といって、名前のとおりスイッチを押すと刃が自動で動いてくれるノコギリです。

裁断するときに気を付けている事はありますか?

裁断をしているとしっかりと抑えていても生地が分厚くズレてくるので型紙どおりにはみ出さないように気を配りながら裁断しています。

また手が刃にあたってしまうと切れて大変なので気を付けています。

【縫製】

続いては裁断した生地を縫製していきます。

これは『三巻おさえ』と言って業務用のミシンに付けるおさえです。

このおさえは生地が勝手に三巻になって縫ってくれます。

三巻することによって生地の端の部分を中に入れ綺麗に見せることができます。

4枚の生地を縫い合わせたら次はレース付です。

レースはデザイン性もありますが、テーブルとの隙間をなくし

虫の侵入を防ぐために付けます。

レース付では黄色い矢印の『左段付きおさえ』と呼ばれるミシンのおさえと青い矢印の『ラッパ』と呼ばれる金色と銀色の器具を使います。

『左段付きおさえ』はレースがおさえよりも左側にはみ出ないようにするために

使用します。

ラッパの右側の平たい部分にレースを置き、左のくるっと丸くなっているところに

生地をいれ重ねて縫っていきます。

右側の平たい部分にレースを置き、右側のくるっとなっているところに生地を入れ

重ねて縫っていきます。

【圧着(あっちゃく)】

これは『圧着機(あっちゃくき)』と言って縫い目がほどけないように縫い目をくっつける機械です。

縫い目の両側にビニールをつけて熱でくっつけます。

 

細かい部品と骨をつけて完成です。

このように特殊な器具を使いながら食卓カバーは作られています。

食卓カバーには夏だけでなく季節問わず使用できるので

一つ持っておくと便利な商品です。

気になった方は一度ホームページを覗いてみてください。

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